2009年10月18日日曜日

高速バスの炎上の原因はターボシャフトの破損

 静岡県牧之原市の東名高速で9月、独ネオプラン社製バスが走行中に炎上した事故で、バスのエンジン出力を上げる「ターボチャージャー」のシャフトが折れていたことが15日、輸入代理店「日本ネオプラン」(大阪市)の調査で分かった。シャフトが折れたことでエンジンオイルがエンジンに流入して発火した可能性が高いという。

 同社によると、シャフトが破損すると、シャフトに取りつけられたオイル漏れ防止用の部品が機能しなくなり、エンジンやマフラーにオイルが流入するという。3月に同じく牧之原市の東名高速で同社製のバスから出火した事故でもシャフトが折れており、同社はその後「シャフト破損でエンジンオイルが漏れたのが原因」としていた。

 バス火災は9月20日未明に発生。梅田発東京ディズニーランド行き夜行バスのエンジン付近から出火し車体後部が焼けた。乗客乗員計59人は無事だった。

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