2008年5月2日金曜日

首都高速の山手トンネルによって渋滞が減少

首都高速道路は、平成19年12月22日(土)に開通した中央環状線山手トンネルの平成19年度における利用状況について発表。渋滞の減少が確認された。


 調査の対象となったのは首都高速道路東京線で、開通前平成19年1月9日(火)~3月30日(金)と開通後の平成20年1月7日(月)~3月28日(金)の平日平均値(車両感知器データ)で、比較対象の結果、中央環状線山手トンネル(中野長者橋~西池袋)の平日の平均交通量は約3万4000台/日で、東京線の平日の渋滞ピーク時(11時)の総渋滞長は、開通前の約56.3kmに比べ、開通後の約44.0kmと平均約22%もの削減となった。また、これによって東京線の1日の渋滞損失時間も、開通前の約9万3000台・時/日と比べ、開通後の約6万7000台・時/日と、平均約28%削減された。


 ちなみに中央自動車道(高井戸)→常磐自動車道(三郷)の平日渋滞ピーク時(11時)の所要時間は、開通前の都心環状線を利用するルートで77分かかっていたのに対し、山手トンネルを利用するルートで51分と、開通前に対し26分も短縮した。これは、乗用車のガソリン消費量が約0.5リットル削減されるのと同様で、さらに1台あたり約1.3kgのCO2削減にも貢献することになるという。また、開通に伴い高井戸→霞が関の平日渋滞ピーク時(11時)の所要時間も開通前32分から、開通後24分へと開通前に対し8分短縮された。


carviewより

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