2008年6月16日月曜日

首都高速の道路維持の作業車の燃料をパーキングエリアからの廃油でまかなう

首都高速道路は、首都高エコ活動の新たな取組みとして、6月13日から、パーキングエリア(PA)の廃食油をVDF(Vegetable Diesel Fuel)という軽油代替バイオ燃料へリサイクルし、道路維持作業車の燃料として循環利用を実施すされます。

 廃食油の排出からVDFの利用に至るまでの循環型の利用は前例がなく、日本初の試み。

 首都高内のレストランを併設する全パーキングエリアから排出される廃食油は、月当たり約2000リットル。この廃食油を回収し、1900リットルのVDF燃料に精製し、精製されたVDF燃料を道路維持作業車の燃料として使用する。

 VDF燃料は、黒煙においては軽油の半分以下となり、大気汚染の原因となる硫黄酸化物はゼロ。この燃料を工事(事故)規制中に常時アイドリングを行う必要がある緊急作業車に使用することで、環境負荷が低減しようというわけだ。

 なお、将来的には首都高に関わる維持、工事作業車全数への展開を見据え、廃食油の回収を含めた計画の検討をおこなっていく。

0 件のコメント: